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2024/05/18(Sat)
ADMIN
Profile > 2nd server > Monster




Monster

スズメバチ




 2ndサーバーに多く住むモンスター。一匹の力は弱いが多種モンスターよりも圧倒的に数が多く、2ndサーバーはモンスターの多いサーバーで有名。女王蜂のクイン崇拝型社会で、基本的にはメスが強い。クインは血統主義の世襲制ということになっているが、過去にクーデターによって女王を殺してその座を奪ったケースもある。
 女王、および彼女の城を護衛する「衛兵隊(衛兵蜂)」と主に対外戦力として機能する「軍部(軍隊蜂)」が存在し、今の所は衛兵隊が軍部を統括しているため、組織としては衛兵隊の方が上位に当たる。衛兵隊の中にさらに女王直属の「近衛兵」である「一番隊」が存在し、その下にカーキス率いる「二番隊」、ゾット率いる「三番隊」が続く。女王直属の一番隊はそれぞれクインと同じ「ロイヤルグリーン」と呼ばれる黄緑色の瞳を持っており、二番隊はカーキスと同じ紫、三番隊はゾッドと同じ黄色がかった茶色の瞳を持つ。
 それ以下の小隊のスズメバチは、実力を認められれば誰でも一番隊や二番隊などに加入することができる。クイン直属の衛兵隊はみんなの憧れの的。だが、現クインが新体制を敷いてからは、どんな活動をしているのか誰も知らない…。


@西の森
女王蜂の城がある森。2ndサーバーの中に残る森は多いが、特にこの森のスズメバチは気性が荒いとされる。

@鉄の扉
女王蜂の城とリヴリーの世界を区切る、森の奥にある扉。この扉を抜けると、リヴリーは二度と戻っては来れない。スズメバチにとっては憧れの、素敵なお城への入り口。



***


クイン (エディ・クイン)
見た目27歳ぐらい ♀ 女王蜂
人称:あたし、名前、てめェ、あの野郎
2ndサーバーのモンスター界に君臨する女王蜂。見た目は華奢で小柄だが、穏健派だった旧クインを殺して女王の座を奪いとったその実力は本物。闘争欲求と所有欲の激しい気性の荒い性格で、欲しいものは何が何でも手に入れないと気がすまない。口を開けば乱暴な言葉ばかりでムスッとしている事が多いが、彼女の有無を言わせない暴力的な支配力と、本能と欲求にのみ従うその振り切れたカリスマ性に、陶酔するスズメバチも多い。しかし彼女自身は女王の座にそれほど興味はなく、いつも部屋に引きこもっているか、出てきても職務は一切しない。
 彼女が女王になったのはハチルを手に入れるためであり、クインの頭のなかにいるのはハチルだけ。彼に愛される女王に取って代わった今も、彼に対して異常な執着心を見せ、手痛いDVを繰り返し、愛してるを吐かせようと必死。ヒステリックなまでに過激な「愛されたい」という欲求と、そのために重ねた罪の重さだけで、なんとか彼を縛りつけている。彼を手に入れるため、女王様はなりふり構っていられない。でもハチルの心の中には、まだ別のクインがいる。
*
 幼少期から訓練生の中でトップの成績優秀者で、キャスケットのお気に入りだった。ハチルとは幼少期を共に過ごした仲間。ハチルの放浪癖や浮気症に気づいてはいるが、彼が結局は自分のもとに戻ってくるしかないことも知っている。二人の病的なまでの関係性に、他のメンバーも若干引き気味…。ただ過去二人の間に何があったのか、知る者は少ない。
*
「あたしに指図すんじゃねェこのクソ野郎…さっさと失せろ…!」
「オイ…ちょろちょろうろついてんじゃねェよてめェ…殺されてェのか…?」
「フザケんな!!!ハチルはあたしのものだ!!!誰にも渡さねェ!!!!」


ハチル
見た目28歳ぐらい ♂ ヘタレ
人称:俺、お前、名前、あいつ、クイン
 女王陛下に愛され愛することを強要されている一番隊の中心人物。付き合っていた先代クインを今のクインに殺され、お前も殺してやると思っていた時期もあったけど、全部お前のせいだと反撃され心が折れた。この件から放浪癖と浮気癖が治らず、もう愛がなんだかわからない。一度は城から逃げ出したものの、先代クインの妹を人質に取られ、吐きそうになりながら戻ってくる羽目に。また人でも殺しかねないクインのそばに、俺がいてやらないとマズイ、という恐怖と支配と義務感の入り混じった気持ちで接しながらも、衛兵蜂としてうける女王の支配に本能的に望んで従属してしまっている。そばにいて彼女の孤独や不安を拭ってやっている間に、取り返しがつかなくなるほど深みにはまっても自分を愛そうとするクインに恐ろしさを感じながら愛しさも募り、放って置けず、逆らえなくなり、女王の望みに衛兵蜂として応え、でも「お前はあたしを愛してない」とか言われ、どうしたらいいんだよってキレたりしてストレスを溜め、もう無理だ…とふらふら城を抜け出す、というような地獄みたいな生活を現在も繰り返している。彼女に愛されることが幸せかどうかはさておき、彼自身は彼女の実力を認め、彼女を支えるべき女王として認めており、彼女が女王であり続ける求められればそれに応える。傷だらけの身体は女王陛下からの愛の証。女王が呼べば、彼は必ず城に戻る。
*
 他メンバーからはリヴリー好きの遊び人なただのヘタレでしょ!!という雑な感じに見られていて、女王の恋人にしては立場が弱い。楽しいことが大好きな一番隊メンバーが面白半分に彼をいじり倒すため、その場にいてもいなくても話題の中心になることが多い。水槽の底にいる時と違ってスズメバチ相手だと反論する口も素行も悪くなるが、相手が話の通じないモンスターなら仕方ない。
 リヴリーと良識ある接触をするのは彼だけであるため、彼なりの正しさや良心をスズメバチにも持ち込もうと頑張るが、だいたい木っ端微塵にされ踏みつけられて俺たちゃモンスターなんだよ、忘れてるようだがお前もなァと泣かされて終わる。ニータやヒチハにふいに優しくして動揺され、やめろこの優男!!とすごい勢いで拒絶されることも多い。しかしクインが荒れているときはみんなハチルをすぐ頼る。
 ハチルは基本的に城にいてもいいことがないため、極力ここを避けている が、冬眠期には帰らざるをえない悲しい性。城内には彼の部屋もあるが、留守が多いのでキャスやクインが勝手に入ったりしている。城にいる間は衛兵蜂らしく戦闘訓練してたりもする。唯一の癒やしはまだ幼いキッシュだが、彼女がこの環境でまともに育つわけがないのでハチルの心配は尽きない。
*
「痛って! 噛むなって何回も言ってる…」
「クイン見たぁ? 起きたらいなくて…」
「結局俺はここに帰って来るしか無いんだ。ここが俺の家なんだよ。俺にはここしか居場所がないんだ」


キャスケット
見た目38歳ぐらい ♂
人称:俺、名前、お前、~ちゃん、あいつら、お嬢
 二世代前のクイン、ジュリアのエース。ハチルやクインの幼少期からずっと彼らの成長を見守ってきた古株で一番隊切っての戦闘力を誇るが、ちゃらんぽらんな上にクイン以上の強欲男で敵に回したくないスズメバチ影のナンバーワン。口が達者で喋ると人が良さそうだが、強欲で嫉妬深く、他人に言うことを聞かせたり、人が大切に守っているものをぶん盗るのが好き。うまく言いくるめて差し出させたり、こっそり近づいてわざとベタベタに手跡を残して来たりして、結局全て自分のものにしてしまうところがある。
 人を茶化したり意地悪を言ったりしてよく他のメンバーにダル絡みをしている。気まぐれにニータをめちゃめちゃに泣かせたりキッシュにチューかましたりしているがどこまでが本心なのかよくわからない。女王であるクインに対してはベロベロに甘く、敬意を払う姿を見せるが、基本的には彼女を利用しているだけであって可愛いお人形くらいにしか思っていないので彼女の孤独や不安は容赦なく煽る。ハチルを一生懸命抱きしめてるクインかわいい。俺の方がハチルを愛してるけどね。
 可愛い息子同然のハチルに対しては過激なまでに執着しており、クインのように甘やかすと言うよりはただひたすらにいじめて泣かせている。ハチルが小さい頃から彼にちょっかいを出してはトラウマを与えてきたので、ハチルは彼をみるだけでげんなりする。だいたい逃げてるハチルを見つけ出して城にしょっぴくのはキャスケット。どこに逃げても必ず見つけ出されてしまう。
 かなりの大食いで、常にお腹を空かせている。腹減った〜が口癖。どんなに食べても満腹にならない体質で、常に満たされない気持ちを抱えているハングリーモンスター。リヴリー食べるの大好き。特に若い女の子の心臓が好き。ハチルやクインと違い、冬眠するのが上手なので、冬でも割と起きている。
*
 クーデター時にはハチルのいた旧体制側ではなく反乱を起こしたクイン側についており、彼女が王座を勝ち得たのはこの男あってこそとの噂も。ハチルとクインの幼少期からトレーナーとして彼らを訓練しており、結局ヘタレのハチルよりクインを見込んで反乱軍側についたと言われているが…。クーデターの一件以来、ハチルは彼にさらなるトラウマと怒りを抱えて生きているが、ハチルもまたクインと比較されながら育ったことでキャスケットに対する承認欲求を貯めまくってきているため、ほかの誰でもない彼に要求されるとつい応えてしまう。
*
「お嬢!!探したぜェ~!!もー手ェ焼かせんなよォ!!」
「きみたちかわいーね、ちょっと味見しちゃおっかなァ?」
「お嬢は大物だからさァ…、俺ぐらいの男じゃなきゃ釣りあわねェワケよ、わかる?」



- - - - -



ロム
見た目27歳ぐらい ♂
人称:俺、名前、貴方、あの人、クイン様
 口数の少ない静かな男。顔から表情が読めないことが多いのでロムと呼ばれていて、常に気怠そうだが頭はキレる。存在感はゼロだが、女王陛下には妄信的な忠誠を誓っており、死ねと言われれば喜んで腹を切るこわいひと。クーデター時、兵をあげたクインに一番最初に忠誠を誓ったのは彼。無事女王になった彼女の命によりキッシュのお世話係を仰せつかっているが、女王の命令しか聴くつもりはないらしく、キッシュのことはお姫様というよりおもちゃとして扱っている。
 人と慣れ合うつもりはないし、仲良くするという概念がないため、友達が少ない。キッシュにすら「ロムくんにはキッシュしかお友達がいない」と思われている。コミュニケーションスキルの面では圧倒的にハチルに負けているが、女王の右腕ポジションが自分でなくハチルなのがどうしても気に入らない。恋人としても頼られないのも気に入らない。ハチルがなんでいいのか全然わからない。でもクイン様の恋人なので、一応大人しくしている。酔っ払うとハチルに絡んですぐ二人で競争を始めたりするので、周りにおもしろがられている。
*
「……クイン様、お呼びですか」
「…何してたのキッシュ……彼なら居ないよ…。次はいつ帰ってくるかなんてわからない。…早く寝て」
「……キャス、…それ、俺の飯なんだけど…勝手に食べないで」


キッシュ
6歳ぐらい ♀ 次期クイン様候補 みんなのおもちゃ
人称: キッシュ 男でも女でも〜ちゃん ロムくん
 一世代前のクイン、ドロシーの異父妹。ジュリアの計らいで城の外で育てられており、本当の家族のことはおろかクーデターのことも何も知らない。現クインに見つかり、一度脱退したハチルを隊に呼び戻すために城に連れ戻されたが、その際のハチルの計らいで公には現クインの妹だということになっていて、キッシュもそれを信じている。
 次期女王候補の一人だがその自覚は全くなく、まだまだ可愛い子どもではしゃぎたい盛り。突然のお姫様扱いにも3日で飽きた。お世話係のロムくんとは仲良しだが、女王になるための勉強は鬱陶しくて大嫌いな様子 。
 クインを含め一番隊のメンバーには人というよりおもちゃのように適当にあしらわれているが、優しいハチルちゃんのことは大好き。大きくなったら結婚すると公言しているため、忠実な第二のクインになりそうだと、嫌な大人たちにこっそり期待の目で見られている。
キッシュという名は、彼女がやって来た日の昼食のメニューからキャスケットがつけた。蜂組の足元を元気いっぱいうろちょろしている。
*
「キッシュもやるーー!!」
「キッシュはキャシーよりハチルちゃんのほうが好きなの!べーっだ!」
「おべんきょうはきらい〜…それよりハチルちゃんと遊びたい…いつ帰ってくるの?」


***


ニータ
見た目16歳ぐらい ♀ ドM少女
人称: ニータ ~さん、~ちゃん、クイン様
 女王様大好きドM少女。体中の傷跡は愛の証。でもクイン様以外のカスにはゴミを見る目で接するとてもわかりやすい女の子。よくクインにボコボコにされてボロ雑巾のように捨てられているが、クイン様が自分を見てくれるのが嬉しくてたまらない。クイン様ァ、ニータを奴隷にしてくださいぃ、男なんて使えないクズですぅ、変態どもいますぐ失せろ。
 一番隊の中では一番新米で、クーデター後、クインに陶酔し城に忍び込み無理やり入隊を志願。女王陛下のサンドバックにちょうどいいので採用された。他の衛兵蜂に比べるとまだ戦闘レベルは低いが、日々クイン様に認められるために猛練習。目障りなのかキャスケットからはかなり嫌われているが、おうおうなんだハゲと応戦するあたりかなり負けん気が強い。
 クインに対する陶酔なのか、はたまた過去虐待された経験があるのか(とてもありそう)男性に対する警戒心や敵対心がかなり強く、とにかく「男なんて」というのが口癖。また、親愛なるクインの寵愛を一身に受けるハチルに対しては敵意を燃やしてすぐにつっかかり、逆に優しくされてうろたえる。一人で無理して(あるいはクインにめちゃめちゃにされて)怪我をしてはヒチハの治療室に担ぎ込まれ、彼女が傷を治すたびにクインさまぁ、と泣き、ヒチハの乙女心をズタズタにする。ヒチハのツン発言をものともせず、ヒチハちゃんは大事なお友達だよと擦り寄り、その裏で揺れる恋心にも全く気がつかないド天然な一面も。
*
「ニータはぁ、クイン様さえいればぁ、あとのカスはどうでもいいですぅ」
「あぁ? やだぁ、このおっさん調子乗ってるぅ…ブッ殺されたいんですかぁ?」
「ヒ・チ・ハ・ちゃん!遊んでくださいぃ」


ヒチハ
見た目17歳ぐらい ♀ アホ
人称:ウチ、あんた、あいつ、クイン
 一番隊の医療担当。主にニータやハチルの治療が彼女の仕事。傷口を突っつくのが好きで、怪我してるところをぺたぺたぐりぐり触っては反応をにやにやしながらうかがっている可愛いやつ。一番隊レベルになると放っておいても治るやつらが多く、彼女はほとんど「ツバつけとけば治る!!」で押し通すが、本当にヤバイときはちゃんと治療してくれる。幼稚で単純な暴力で仕事を増やすクインを嫌っており、非効率で無意味に繰り返される治療に本心では嫌気がさしている。
 また、怪我だらけですり寄ってくるニータにもやもやした感情を抱きつつ、これは恋ではないはずだと辛く当たる無自覚レズビアンで、ニータがボロボロだと不機嫌になりクインに直訴しに行く。言いたいことは言わないと気が済まない性格のため、クインやハチルにも容赦なく文句は言う方だが、傷つけられてなお愛を確かめようとするニータやハチルを異常だと思いつつ、その自傷行為を止めるまでの勇気は出ない。

 一番隊に入ったのはクーデター後。手当の人手が足りず駆り出された城内で血の匂いに大興奮。でも自分は一番隊で唯一まともだと思っている。蜂組の連中は自分以外皆バカでイカレた連中だと思っている節があり、自分はこいつらとは違うと思ってはいるがそうでもないよ。自分は痛い目みたくないが、ニータのことも放っておけなくてもやもやする。
*
「なんであんたらその怪我で生きとんの?不思議でしゃあないわあ…」
「黙って治療されときィ!!アンタ男やろ!ぴぃぴぃ喚くなやかましい!!」
「ちょっ、足閉じィ!!ニータ、あんた女の子やろ!!ぱんつ見えてまうで!!!」



***


サイ
見た目21歳ぐらい ♂ コックさん
人称:俺、~さん、~ちゃん、クイン様
 一番隊のキッチンを受け持つ料理人。みんなのご飯を作るのが彼の仕事。真面目で裏表のない心優しい青年で、蜂組の中で唯一の常識人。スズメバチなのに人を騙すことができない性格。しかしリヴリーのことは美味しいご飯としか見ていない。年下組の中でも特に真面目でいじりがいのある奴で、ハチルやニータの痛い痛しい姿に心を痛めたり、食べ物目当てにキャスケットに付きまとわれたり、ストレスフルな毎日を送っているただの良い子。リヴリーのことは美味しいご飯としか見ていない。(二度目) 食事を抜きがちなクイン様に対してもちゃんと食べなさいと言える真面目コックだが、大抵は食べてもらえない。
 日々の生活を食用の養殖ピグミーのお世話と献立の考案、そしてお料理に費やしている。多分一番忙しい。一番隊に食事を提供する、というより女王陛下のお食事の色々を担当する立場で、料理するのは専任のコックがたくさんいる。リヴリーの体を熟知していて、「食べることを考えて」、誰よりも早く、綺麗に、効率よく、迷いなく、リヴリーを殺す。鮮度のためには飼い殺しにすることもあるが、きちんとリヴリーと向き合い、美味しく食べることがリヴリーの供養になると考えている。

 代々女王に使えるコックの家系で、旧クイン・ドロシーにも料理を運んだことがある。幼い頃から住んでいる城の外からでたことがなく、この城の隠し通路や隠し部屋などを一番よく知っていて、よく悪気なく背後から現れる。
*
「えっ、美味しいですか!? よかったぁ!!!」
「キャスケットさん、またそんな身体に悪いものばっか食べて!」
「クイン様、昨日もご飯食べてなかったみたいなんですよ。俺心配だなァ…」


シンク
見た目26歳ぐらい ♀ 毒舌腹黒女
人称:私、名前、君、貴方、あの子、クイン様
 優しげな表情で毒を吐く悪女。人の困った顔を見るのが好きなサディスティックなお姉さん。利用できるものは何でも利用する策略家で、いろんな噂を知っている蜂組の情報参謀。一歩引いたところから聞き耳を立てていることが多いので、彼女の前では滅多な事を口にしてはいけない 。スズメバチたちの裏事情は大抵網羅するほどの情報通で、いつも何か面白いことが起きれば良いのにと思っている。人を見下す、というよりは子供扱いするような態度をとるが、彼女には優しくしてあげようなんて気持ちはこれっぽっちもないので勘違いしないように。

 もともと三番隊の情報収集隊で、クーデター時には戦力としてではなく城内の兵力等の内部情報を渡すことで現クインたちに協力していた。結果巻き起こった事件に関しても「最高のショーだった」と思っている。
*
「ふふ、そんな顔してもダーメ…私といいことしよ、ね?」
「私、あの子の秘密調べたの。誰でも叩けば埃が出る、ってね…」
「君、かわいいんだから、油断しちゃダメだよ。わるいお姉さんに、騙されちゃうかもしれないからね」



***


カーキス
見た目26歳ぐらい ♀ 二番隊隊長
人称:私、名前、お前・貴様、あの人、クイン様
 クールな美形隊長。頭が固く偉そうな口ぶりだが、義理堅く主君に忠誠を誓う、真面目な軍人タイプ。現クインへの絶対的な忠誠心を誓ってはいるものの、旧クイン派だったため、一番隊の幹部から二番隊隊長へと格下げされた。口には決して出さないが心の中ではクーデター時にドロシーを守れなかったことを未だに後悔している。ハチルとは幼い頃からの友人で旧クイン派の中でも特に信頼しあう仲間であり、クーデター時、それを知った現クインから最初の命令として彼にドロシーの死を告げるよう指示される。最後まで女王を守るため戦って死のうとしたが、ドロシーの「生きて彼を守って欲しい」という最後の命令に従い、生き残るために現クインに忠誠を誓っている。しかし現クインのお気に入りであるハチル以外の旧クイン派を徹底的に排除した現在の体制が軍事組織としてはほとんどまともに活動していないこともあり、その実力を認められながらも、今は二番隊隊長とは名ばかりで、後輩であるゾッドの教育係となっている。
 「カーキス」という名は代々二番隊隊長の名前で参謀役。瞳の色は紫で、彼女率いる二番隊連中はみな同じ色の瞳をもっている
*
「いい加減にしろゾッド!!お前調子に乗り過ぎだぞ!!」
「…女王陛下の御言葉は絶対命令だ…! 悪く思わないでくれ!」
「ハチル…お前ずいぶん変わったな…」


ゾッド
見た目20歳ぐらい ♀ 三番隊隊長 カーキス先輩の後輩
人称:私、さん・ちゃん、あなた、あの人、クイン様
 チャラくてキャピキャピの頭の悪そうなやかましい女子だが、三番隊体長を担う実績を持つかなりの手腕。スラムでその美しさを武器に男を食いつぶしてきた性悪女で、ハチル曰く「クインが好きそうな女」。憧れのお城に入るため、何度となく入隊審査にアタックしていたが、新体制になってやっと三番隊に任命された。
 基本的にバカで電波。あまり物事を考えない快楽主義で、楽しいことが一番最優先。今はあろうことか女王様お気に入りのハチルさんを味見しようと狙っている。カーキス先輩のことはめんどくさい人だなあと思いつつも、ハチルさんの目の前だとちょっとだけ女の子らしくなるところが可愛いとも思っているようだ。
 「ゾッド」という名は代々三番隊隊長の名。瞳の色は黄色がかった茶色。
*
「キャー!ハチルさんだ!!生ハチルさんだー!!スゲー!!!イケメン!!!!味見してェ!!!」
「カーキス先輩ったら厳しすぎなんですよ!女の子だもん、楽しまなきゃ!」
「おふざけしてるとお仕置きしますよう!あたしが全部美味しく頂いてあげる♡」



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ドロシー(ドロッセル) ♀
旧クインと呼ばれる一世代前のクイン。温厚だが賢く、母ジュリアより慎重な性格。
ハチルやエディとは幼なじみで、将来はハチルと結婚するつもりだった。
母親からクインの座を受け継ぐも、現クインのクーデターによって食い殺されてしまう。

ジル(ジュリア) ♀
ドロシーの母で、二世代前の女王。
ドロシーの即位期間が短かったために彼女を含めた母娘二代で旧クイン派と呼ばれる。
気立てがよく朗らかだが有無を言わせない威圧感をまとい、何よりも家族を大事にする心優しい女性。ハチルにとっては母親のようなひと。

ハル(ヘンリー) ♂ スズメバチ
人称:僕(俺)、君(お前・貴様)、あの人、姉さん
 ジュリアの弟で、二世代前の一番隊隊長。幼い頃から姉であるクインの命令は絶対で、戦闘時はスイッチを切ったように豹変し、その手腕は若き軍神と恐れられていたほど。だがしかし、そのあとは罪悪感からしばらく部屋から出てこられないくらいメンタルが弱い。
 本来は大人しく優しい性格で、モンスターであるのにスズメバチの暮らしに馴染めないでいる。弱気な性格だが、姉さんの頼みは絶対に断らない。姉がクインなのでいろいろ優遇されてきたが、本当は人を殺さないですむ普通の子供に生まれたかった。ジュリアは基本ハルに甘い。
 スズメバチでいることに耐え切れなくなったある日、キャサリンに拾われる。

キャシー(キャサリン) ♀  オオツノワタケ
人称:私、呼び捨て・貴方、あの人
 ハルを拾ったリヴリーの女の子。可愛らしい笑顔の明るい女性だが、白いオオツノワタケの家系でたった一人黒い髪をもって生まれたために、村を追われ一人で森に住んでいた。
 人見知りしない、ノーテンキな性格で、モンスターにも臆すること無くハルと打ち解け、一緒に暮らすことになる。ハルにリヴリーの文化を教え、彼からスズメバチの話を聞くうちに、二人はお互いに惹かれて行くが…。
 自分でいちごを育てるほど、いちごジャムが大好き。

キャス(キャスケット) ♂
一番隊のエース。ハルを心配したジルから、ハルの様子を探ってきて欲しいと頼まれる。





Profile > 2nd server
Center server / 1st serverオオカマキリ / 2nd serverスズメバチ / 3rd serverジョロウグモ




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2009/09/02(Wed)
ADMIN