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Monster
オオカマキリ
1stサーバーに住むモンスター。カマキリたちは一定の地域につがいで暮らす。冬眠前にだけ狩りをするのが特徴で、他のモンスターのように無節操にリヴリーを殺さない。狩りをするのはオスだけで、メスのカマキリが現れることは稀。メスはオスを食べてしまうほど強く、オスより長生き。名のあるモンスターはだいたいがメスで、オスはメスによく尽くす。
1stサーバーでは、長寿のカマキリたちを畏怖を込めて神格化しているところもある。村で一番美しい娘を生贄として捧げれば、村人をそれ以上襲わないと言われていていたり、モンスター退治の際は男だけで行かせてはならないなど言い伝えは様々あるが、どの村でもリヴリーたちは毎年カマキリの冬眠前の時期になると家を閉めきって怯えて暮らしている。
@東の森
オオカマキリが生まれると言われている場所。リヴリーは決してこの森に近づかない。カマキリが好むとされている、ぶどう酒と卵のお菓子、そして「安全な色」のローブを着ていれば、万が一モンスターに遭遇しても食べられないと言われている。この森の奥からは、子供たちにしか聞こえない、不思議な音色の音楽が聞こえて来るという。その音を聞いた子供たちは、みな森の中へ吸い込まれてしまうと言われている。
@レガレイラ図書館
北の森のすぐ入り口のところにある奇妙な図書館。窓枠には鉄格子がはまり、高い天井にはコウモリが住んでいる。リヴリーは近づかないが、鯉壱はよく遊びに行っている。伝説の本がたくさんある「禁書の棚」は、鯉壱のお気に入り。全てエヴァンジェリーナのコレクションで、モンスターとリヴリーの区別もつかない鈍感なビズーが、受付と司書をやっている。
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エヴァ(マダム・エヴァンジェリン・ウッド / エヴァンジェリーナ) ♀
キースと暮らすメスのカマキリ。博識な美人だがインドアで、毎日ベッドの上で本を眺めている。口数は少なく、常に冷静。人付き合いは苦手で、できれば一生ベッドの中にいたいと思っているので、野心の強いジョロウグモの
ロベルタやスズメバチの
クインとは距離を置いている。読書好きで知識にかける信仰が深く、知識人であればリヴリーだろうと尊敬している。コミュニケーション力に欠けるため、相手を傷つけたり誤解されやすい。人付き合いを避け、都市より地方生活を好んでいることもあり、ロベルタからは軽蔑の意味を込めて魔女と呼ばれている。が、本人は全く気にしていない。
直接口にすることは少ないが、夫であるキースのことを心から愛している。今までキースの他にも数多くのオスと暮らして来たが、全て食べてしまった。いつかはキースも食べるつもり。カマキリにとっては普通のことなので、キースもそれをわかっている。キースを食べたら音楽ができるようになるかしら、とぼんやり思っている。
キース(クレメンス) ♂
エヴァとともに暮らすカマキリ。彼女の夫で、彼女の身の回りの世話をしている。穏やかで人当たりのいい性格だが、リヴリーに対しては下等な生き物だと思っている節がある。エヴァのことはとても尊敬していて、自分とは吊り合わないのではと内心思っている。敬愛するエヴァのことを馬鹿にされると頭に血が上ってしまう。
音楽が好きで、世界中の音楽や楽器を集めては弾きこなす音楽家。だが、博識のエヴァと比べて自分の能力を過小評価しており、エヴァの前ではあまり楽器を弾きたがらない。図書館地下にはキースのコレクションの大量の楽譜があり、たまにそこに引きこもって楽器を弾いている。
引きこもりのエヴァの代わりに多種モンスターとの外交関係も全て彼が行っており、
ハチルや
エイドとの代表議会を仕切るのは決まって彼。真っ直ぐすぎるところがあり、煽られるとすぐ挑発に乗ってしまうので、ロベルタやクインなど女性陣との交渉や駆け引きには向いていない。ハチルとは子供の頃から交流があるが、スズメバチとカマキリは種族としては対立しているため、外交の席ではお互いに気苦労が絶えない。
カティ ♀ ミニョン
ある小さな村の人々がエヴァたちへ生贄として捧げた少女。キースが気に入ったため、ペットとして育てている。森の奥の小さな村の中で文明に触れずに育ったため、キースやエヴァと話すことは愚か、他のリヴリーと話すこともできない。鹿のように臆病で、怖がり。しかし好奇心が強く、人間というよりは動物的な予測不可能な動きをする。難しいことは苦手だが、聴覚は鋭く、音楽が大好き。キースが集めているレコードやエヴァの本に興味津々。エヴァのことはまだちょっと怖い。天体を眺めるのも好きで、ときどきぼうっと空を見上げている。
キースとエヴァはカティを育てるにあたり「リヴリーの育て方」という飼育図鑑を参考にしているが、本ではわからないことも多い。エヴァはカティを観察し、ミニョンの生態について研究している。カティは尻尾を揺らして星と交信し、愛情を示すときには鼻先と鼻先をくっつけてこすり合わせ、花は眺めるよりも食べることを好み、特に気にいった綺麗なものは耳に挿したり、種を持ち帰ることもある。他にも貝殻や羽根や、燃えた後の炭などを大切にしている、などといちいち記録されていることを、カティは何も知らない。
クオリアンカ ♀ ディノトプス
森の中でモンスターを狩って暮らす狩猟部族の娘。モンスターも一目置くほどの戦闘力と身体能力を誇るが、カティの村と同じく、ほかのリヴリーやモンスター達との馴れ合いを嫌い、言葉も解さない。クオリアンカは部族長の娘だが、森の中で知り合ったカティと友達になって以来、行方不明になった彼女をこっそり探し続けている。
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エリー(エリザヴェータ) ♀
エヴァの妹でキッドの恋人。姉夫婦のテリトリーの隣にキッドと一緒に暮らしている。精神年齢が幼く、リヴリーをすぐ殺してしまう困ったちゃん。ひきこもりの姉と反対に活発で、キッドのワイルドなところが大好きと惚気たかと思えば、ちょくちょく別れるだの別れたくないだのティーンのような茶番を繰り広げている。姉は全く相手にしてくれないため、わざわざキースに泣きつきに来る。
キッド(クリストファー) ♂
エリーの彼氏。やたら好戦的で意味もなくリヴリーを襲うのが好きなカマキリで、エヴァいわく「ただの動物」。キースのギターを破壊したことがあり、めちゃくちゃ嫌われている。
マダム・オーレイ ♀
魔術師をしている変わったカマキリ。未来が見える。
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