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2026/06/28(Sun)
ADMIN

280
猫、お気に入りの場所でねむる

にゃーう、と彼女がソファーの上に乗って来て、いつもの通りしっぽをゆらゆら揺らしながら俺の腕に手をかけた、
DVDを見てた俺の視界にちょろちょろと黒いしっぽが入り込んできて、
おまけににゃうにゃういうその声でセリフが聞こえやしない、
デュークフリードが俺の腕に手をかける時は大抵眠たいときで、俺の膝に乗せろっていうそういうアピールなんだけれど
でも今俺はこれ見てるから、にゃあにゃあ文句を言う彼女をはいはいと生返事で制した、

「にゃあ」
「はいはいあとでな」
「にゃあう」
「わかったわかった、じゃまだから、」

何度繰り返しても彼女は細い体で俺にすりよって来て一向に諦めそうにない、
だから俺がいい加減にしろというつもりでTVから視線を外せば
思い切り首に飛び込んできた彼女の腕で俺は思わずうっとむせた

「ぶわっ、オイ、なにすんだデューク、!」

不覚にもソファーに転がされた俺の上で、猫はのんきににゃあと鳴く
起き上がろうとしたその胸の上で、彼女は満足げに小さく欠伸をかましたかと思うと丸くなってしまった
無理やり起き上がることなど簡単だったけれど、あっという間に寝息をたてはじめる彼女に俺はただ溜め息を吐くだけにしておいてやる
彼女の心地よさそうな寝息、じわじわと暖かくなる腕の中、
このまま寝せてやってもいいか、俺は小さな彼女の体を抱えて抱きしめた



結局は猫のいいなりになる男



2010/01/04(Mon)
ADMIN